スマホで見る方は,LaTeXのソースが表示されていると思うので,一番下までスクロールして「ウェブバージョンを表示」をクリックしてみてください.
定理1.Γ を A から B への対応とする.このとき,次のことが成り立つ; D(Γ−1)=V(Γ).
証明.対応の定義域の定義および対応の値域の定義より,
D(Γ−1)={b|(b,a)∈G(Γ−1)}V(Γ)={b|(a,b)∈G(Γ)}
である.また,逆対応の定義より,
(b,a)∈G(Γ−1)⟺(a,b)∈G(Γ)
である.したがって,D(Γ−1)=V(Γ).
定理2.Γ を A から B への対応とする.このとき,次のことが成り立つ;
V(Γ−1)=D(Γ).
証明.対応の定義域の定義および値域の定義より,
V(Γ−1)={a|(b,a)∈G(Γ−1)}D(Γ)={a|(a,b)∈G(Γ)}
であり,また,逆対応の定義より,
(b,a)∈G(Γ−1)⟺(a,b)∈G(Γ)
である.したがって,V(Γ−1)=D(Γ).
定理3.Γ を A から B への対応とする.このとき,次のことが成り立つ;
(Γ−1)−1=Γ.
証明.Γ の逆対応 Γ−1:B→A と Γ−1 の逆対応 (Γ−1)−1:A→B を考える.逆対応の定義より,
(a,b)∈G(Γ)⟺(b,a)∈G(Γ−1)⟺(a,b)∈G((Γ−1)−1)
である.したがって,G(Γ)=G((Γ−1)−1).対応の相当の定義より,(Γ−1)−1=Γ.
補足.上記,アホアホしいほど,アホ丁寧な証明だが,このぐらい書かないと私がわからないのだ.
-
次回のエントリーでは,写像の定義にについて書く予定.気長に待たれよ.
↓クリックしてもらえると励みになります.

にほんブログ村
「応援してやるよ」という方がおられましたら,こちらからお布施をお願いします → Ofuse
0 件のコメント:
コメントを投稿