ABA∣B◯◯×◯×××◯×××◯
すると,¬A は
AA¬AA∣A◯◯××××◯◯
より,A∣A とあらわせる.
また,A∨B は,
ABA∨BA∣BA∣B(A∣B)∣(A∣B)◯◯◯××◯◯×◯××◯×◯◯××◯×××◯◯×
より,(A∣B)∣(A∣B) とあらわせる.
んで,A∧B⟺¬(¬A∨¬B) なので,
A∧B⟺¬(¬A∨¬B)⟺¬[(A∣A)∨(B∣B)]⟺¬{[(A∣A)∣(B∣B)]∣[(A∣A)∣(B∣B)]}⟺{[(A∣A)∣(B∣B)]∣[(A∣A)∣(B∣B)]}∣{[(A∣A)∣(B∣B)]∣[(A∣A)∣(B∣B)]}
より,A∧B は,{[(A∣A)∣(B∣B)]∣[(A∣A)∣(B∣B)]}∣{[(A∣A)∣(B∣B)]∣[(A∣A)∣(B∣B)]}
とあらわせる.
最後に,A→B⟺¬A∨B なので,A→B⟺¬A∨B⟺(A∣A)∨B⟺[(A∣A)∣B]∣[(A∣A)∣B]
より,A→B は,[(A∣A)∣B]∣[(A∣A)∣B]
とあらわせる.
-
いかがでしたか, 論理記号「 ∧ ∨ ⇒ ¬ 」はひとつの論理記号「 ∣ 」であらわせることがわかりましたね!
皆さんも「 ∣ 」を使って,命題論理や述語論理を再構築してみてはどうでしょうか(面倒臭い
今回の記事の元ネタは,瀬山士郎『はじめての現代数学』からでした.
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ときどきブログを読ませていただいてますが、コメントは初めてさせていただきます。
返信削除もう少し一般にn個の元を持つ集合A={1,2,...,n}に対して
f(x,y)=max(x,y)+1 (x,y≠nのとき)
f(n,y)=f(x,n)=1
とすると任意の演算A^n→Aはfの組み合わせでかけるという話があるそうです。それのn=2(○=1,×=2)の場合ですね。
(私の知る証明はn=2のとき、n=2^kのとき、一般のとき、の順番で行うので、この記事で扱われている話題が一般論から出る、ということにはなりませんが。)
なるほど,n=2 のとき,f はNANDっぽくなるのですね.
削除いろんなところに面白い話があるものだなと思います.
(コメント&情報ありがとうございます)