〇〇嫌いというのは,なんらかの思い込み・先入観・親や他人からの刷り込みなどからくることが多いように思う.
自分の場合は,なにに影響されたのかはわからないが,いわゆる文系の科目が苦手であり,英語に関しては特にひどかった.
数学嫌いが数学好きになったというツイートがTLに流れてきて思い出したのだが,タナカは中学高校時代,英語が絶望的に苦手・嫌いで,英語なんぞ消えて無くなれと思っていた.高校時代は英語は欠点の連続で,何回追試を受けたか覚えていない(あと日本史もなw— タナカ (@MathTanaka2017) 2017年8月12日
英語に関しては(特に高校入学以降)救いようのない状態が続いていた.苦手・嫌いから単語・熟語・構文などの基本的な部分を覚える気にならず,少々頑張った程度ではなにも頭に残らないという情けない状況だった.
で,高三の時の英語の授業でそれが変わった.そのときの英語の先生は,理系から文系に移った人で,理系クラスの英語苦手・英語嫌いの事情をよく知っていた.授業もそれを考慮したものだったと思う.そこで自分は英語嫌いではなく,英語の授業嫌いだったというのが分かった.— タナカ (@MathTanaka2017) 2017年8月12日
この先生に当たったのが最初の転換点だった.必要な個所とそうでないところを峻別してくれたり(他の先生方はもともと英語が好き・得意なので実用的な部分とそうでない部分の区別の意識がなかったように思う),何よりも生徒を当てて答えさせることをしないというのが良かった(私にとってこれは大きかった).
大学に行く前に,一つ予備校の話があるw
予備校時代,一冊丸々やり終えた最初の問題集は,数学でも物理でもなく,長文英語だった.一冊やり終えたことで,実力がついたという感覚はなかったが,多少の自信にはなったような気がする.
大学に入ってからの英語の授業の進め方も(自分にとっては)よかった.その日の授業の英文とキーワードになる単語熟語の訳語一覧を渡されて,授業時間内にその英文を和訳して提出というものだった.あの授業で英語苦手意識はほとんど払拭されたと思う.— タナカ (@MathTanaka2017) 2017年8月12日
時間が来たら,その英文和訳の説明があるわけだが,自分はかなりとんちんかんな和訳を量産していた.
英文読解は得意になれたわけではなかったけれども,ああいう授業の進め方のおかげで,苦手意識はなくなっていったように思う.
この先生の授業に当たったことが第二の転換点だった.
それと,何年か前に読んだ「一億人の英文法」の「限定は前から修飾」「補足は後ろから修飾」と言う指摘で,自分の英語の読み方が一変した.そういう説明は初めて見たし,「英語なんざ後ろから読めばOK」で玉砕していた自分にとって,その指摘は目からウロコだった.— タナカ (@MathTanaka2017) 2017年8月12日
この本にあった修飾と文型の話しが,自分にとって英語の第三の転換点になった.
分からない英文でも,文型と修飾関係から文の構造を推測できることが多くなり,一文々々の意味だけでなく,文章の主題が分かるようになったのは非常に大きかった.
というわけで,自分に必要な英文は,めんどくせーと思いつつ,ツッカエツッカエなんとか読めるようになっている.とはいっても「何度も読み返してやっと分かったような気が」というのも多いので,時間内に読めと言われたらそれは無理w— タナカ (@MathTanaka2017) 2017年8月12日
読めるようになったと言っても,↑ このツイートような状態だが,それでもちんぷんかんぷんのままではなく,意味をなんとか取れることが格段に多くなった.
長々と書いたが,英語が大嫌いで英語死ねとか思っている人も,もしかしたら,それは英語嫌いではなく,英語の授業嫌い・英語の先生嫌いなのかもしれない・・・・・・ということを言いたかった(何かの参考になれば— タナカ (@MathTanaka2017) 2017年8月12日
数学死ねと思ってる人も,私の英語に対してあったアレルギーと同様,数学そのものに対してではなく,実は数学の授業・教師に対する嫌悪感だったというのも大いにあり得ると思う.
なお,社会人になってから和文英訳の講座を受けて,これならイケると思った時期が私にもありました(タナカ基準w— タナカ (@MathTanaka2017) 2017年8月12日
ただし,調子に乗ると,↑ こういうことがあり得るので,そこは勘違いしないようにしよう.
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